望ましい食材として「自然農・自然栽培の植物(含む菌類)と天然の魚介で、なるたけ精製しないありのまま」を地域や国内の食材から選んでみてください。
はじめに
食材の加工方法で発酵と酵素は対で使われる事が多いので混同しがちです。酵素は食材自身も持っている物質です、収穫後に自身の酵素によってタンパク質、脂質、糖質などが分解され軟らかくなる現象を自己融解と言います。発酵は自身以外の微生物などの作用(酵素も関与します)でおもにタンパク質をアミノ酸に分解させることです。ともに、たんぱく質をペプチドやアミノ酸に分解して旨味に、炭水化物を糖に分解して甘味に、消化の妨げになる物質を分解するなどの食材を食べやすく(消化・吸収しやすく)するための加工方法と関わる物質です。
主食
主食は食事の中心となる献立です。エネルギーの供給源として炭水化物の豊富な食材で調理されます。
穀物は植物の澱粉質を主体とした種子を食用とした食材です。主にはイネ科の作物の種子を言いますが、広くはマメ科の種子やタデ科のソバ(蕎麦の実)、アカザ科のキヌア(種子)なども含めます。食事の献立としてはおもに主食の食材になります。
玄米は炭水化物と他の栄養素も多く食物繊維もあるのでゆっくり消化を行うため持続的なエネルギー補給になります。玄米はアブシジン酸、フィチン酸によってカラダによくない影響があると考えられています。アブシジン酸、フィチン酸は植物の種子に含まれているので、玄米に限らず種子を食材にする場合は大量な摂食は避けた方が良いことになります。他の食材より量を摂食する主食にするために、発芽により酵素を活性させてアブシジン酸、フィチン酸を分解させる調理方法として発芽玄米があります。また玄米を食べるにあたり「独特のにおい」や「パサパサ感」などの食べにくさを無くして召し上がりやすくしたのが酵素玄米です。